07/05/2026
細魚 握り
陽光を浴びて煌めく水面を象徴するかのような、端麗なる魚。
本日は、今まさに旬を迎えております細魚(さより)をご紹介いたします。
その背に鮮やかな青を宿す「青魚」の系譜にありながら、皮を剥けば現れるのは、透き通るほどに清らかな白身の美しさでございます。この鮮烈な対比と立ち姿の美しさこそ、細魚が「海の貴婦人」と称される所以に他なりません。
その字の如く細長く繊細な身は、驚くほど淡白でいて、ひとたび口に運べば清涼な磯の香りが静かに鼻腔を抜けてまいります。噛みしめるほどに広がる上品な甘み、そして春から秋へと移ろいゆく季節の息吹を、職人の手業とともに一貫に込めました。
銀色に輝く皮目を活かした、この時期ならではの贅沢。
どうぞ、当店の握りにて心ゆくまでご堪能くださいませ。