19/06/2026
【「龍門寺そば」に宿る、禅の心と歴史の系譜】
当店のメニュー「龍門寺そば」
日本のお蕎麦のルーツとも言える、
深い歴史と禅の精神が刻まれています。
🥢 日本に「麺」をもたらした聖一国師
日本に「蕎麦の製法」を広めたのは禅の僧侶。
もともと日本にあった蕎麦は、
粒のまま雑炊のようにして食べるもので、
現代のような「麺(そば切り)」の形ではありませんでした。
鎌倉時代、臨済宗の聖一国師(しょういちこくし)という高僧が中国(宋)から帰国した際、
小麦粉や蕎麦粉を細かく挽くための「水車」や「石臼(いしうす)」の技術、そして麺類の製法を日本に持ち帰りました。これにより、お寺の中で蕎麦粉を麺にして食べる文化が発展し、それがのちに庶民へと広がっていきました。
✨ 修行僧の命を支えた「極上の栄養食」
修行僧の命を支える「極上の栄養食(精進料理)」
禅宗の修行道場(僧堂)では、肉や魚を食べない「精進料理」が徹底されています。
蕎麦は、ビタミンや良質なタンパク質、ルチン(血管を強くする成分)などが豊富に含まれており、
非常に栄養価が高い植物です。
睡眠を極限まで削り、
激しい肉体労働(作務)をこなす
雲水(修行僧)たちにとって、
蕎麦は「限られた食材の中で、
身体の健康と気力を維持するための最高の栄養食」として、古くから大切に食べられてきました。
「お寺で食べる蕎麦」が最高のご馳走だった
江戸時代になると、
有名なお寺(特に禅寺)の境内や門前でお坊さんたちが振る舞うお蕎麦が「絶品である」と大評判になりました。
これらは「寺方蕎麦(てらかたそば)」と呼ばれ、
当時の粋な文人や庶民たちが、
わざわざお寺へお蕎麦を食べに行くのが
大流行しました。
お寺は、広大な敷地で良質な水が手に入り、
丁寧に出汁を取る技術(精進出汁)があったため、
どこよりも美味しいお蕎麦を作ることができたのです。
その後、禅寺の修行道場では、
肉や魚を使わない精進料理の中で、
良質なタンパク質や栄養が豊富な蕎麦が
「身体と気力を維持するための最高の糧」として
大切にされてきました。
🏯 盤珪禅師と、食を通じた絆
龍門寺の開山(初代住職)である名僧 盤珪(ばんけい)禅師です。
盤珪禅師は、
難しい理屈を使わず「親から授かった仏の心(不生・ふしょう)のままで生きなさい」と、
一般の人々に分かりやすく禅を説いたことで有名です。
その盤珪国師が全国を巡って教えを説く際、
好んで集まった人々と一緒に美味しいお蕎麦を食べ、
食を通じて心を通わせていたという歴史があります。
🌿 現在、龍門寺に息づく高僧・河野太通老師の教え
その歴史を今に受け継ぎ、
龍門寺にて人々の心を導いておられるのが
高僧・河野太通(こうのたいつう)老大師です。
その静謐な教えに触れ、
名僧たちが愛したお蕎麦の味を想う時、
日常の忙しさを忘れた特別な時間が流れます。
招福の「龍門寺そば」は、
名僧・高僧たちの精神と、今なお続く龍門寺の歴史を真っ直ぐに映し出した、私たちが誇るお蕎麦です。
美味しいお蕎麦を味わうことは、
歴史と向き合い、心をととのえることでもあります。
全室個室の静かな空間で、
お昼からの「幸せ時間」をゆっくりとお過ごしください。
お祝いの席や、御法事の後のお集まりにも、
心を込めてご用意させていただきます。
📞 ご予約・お問い合わせ
088-674-3935
#石井町ランチ #徳島ランチ #徳島グルメ #個室ランチ #徳島法事