11/07/2025
2025.07.11
届いたレコード、そして少し映画の話
The Strokes のI'll Try Anything Onceの7インチレコードをやっと見つけたので購入しました。
これはのちに出る「You Only Live Once」のデモ演奏の音源でなかなか今まで見つけられなかったレコードです。
The Strokesの熱心なリスナーではない僕がこの曲を知ったのはソフィアコッポラ監督の「Somewhere 」の中の印象的なシーンで使用されていたからです。
ハリウッドの高級ホテル、シャトーマーモントで暮らすハリウッドスターの主人公が疎遠になっていた11歳の実の娘を預かることになり2人でプールで遊ぶシーン。
ソフィアの父親のフランシスが「ランブルフィッシュ」で使用したオールドレンズと美術監督のアンロスが決めたカラーグレディング「Somewhere Yellow 」が組み合わされた映像はプールやロサンゼルスの空の青色と補色関係(マンセル色相関)にあって非常に美しい。
絶望すらない乾いた空虚さや人生に居場所を見つけることができない居心地の悪さを感じる主人公の束の間の休息。
それでも冒頭のシーンで同じコースをフェラーリがただぐるぐると回り続けるように人生は無反省に続いていく。抜け道を探してもそれは結局ラストシーンのようにフェラーリを降りて歩き始めるしかないのだ。
この映画はそんな孤独を淡々と描いていく。
しかしプールのシーンでかかるこの曲の歌詞は優しい。
人生を左右する10の決断のうち後になってあれがそうであったと判るものは5つしかない。
皆が社会に適合しようとして同じゲームをしているように見えるが本当は皆疲弊している。
だけどもう一回自分も挑戦してみようと思う。
大体そんな風に捉えています。
人生はだいたいうまくいっているのになぜかドロップアウトしているように感じて憂鬱な時に是非。
先週ひさしぶりに息子がお店に来ました。遊んでいる時間は何が起きるわけでもないですがやはり僕にとって大切な休息です。