30/05/2026
*写真は2015年マルゲ訪問時の写真
シャンパーニュと他のスパークリングワインの違いは何ですか?
そんな質問をいただくことがあります。
シャンパーニュが特別なのは製法ではありません。
同じ瓶内二次発酵なら、スペインのカヴァやイタリアのフランチャコルタも同じです。
それでも飲み比べると何か違う。
私はその違いこそが、テロワールだと思っています。
シャンパーニュ地方特有の冷涼な気候。
白亜質を中心とした複雑な土壌。
そして、その土地を何世代にもわたって表現しようとしてきた人々。
最近の生産者たちは「良い泡」を目指しているのではなく、「良いワイン」を目指しているように感じます。
ガス圧を抑え、区画ごとの個性を尊重し、畑の声をボトルに映し出そうとしている。
だから今のシャンパーニュは、泡のあるワインというより、
「シャンパーニュという形で表現されたテロワール」
なのかもしれません
そして実際に飲むと、そこにはシャンパーニュでしか感じられないものがあります。
果実味や熟成香だけではない、張り詰めたような緊張感。
塩味にも似たミネラル感。
口の中に長く残る白亜質のニュアンス。
それらは技術だけでは再現できない、その土地だからこそ生まれる個性だと思っています。
世界には素晴らしいスパークリングワインがたくさんあります。
それでも私が何度もシャンパーニュ地方へ足を運ぶのは、シャンパーニュにしか表現できない味わいが、確かに存在すると感じているからです。
私はそこに、シャンパーニュの本当の魅力があると思っています。
グラスの中に映し出された土地の個性に触れたとき、シャンパーニュはもっと面白くなる。
ランコントルでは、そんな一本をご用意して、お待ちしております🥂