13/06/2026
鹿児島県の国分酒造が実施している「一升瓶1本につき1円を寄付する」取り組みは、同社の笹山護社長の実体験を契機として始まったものです。
笹山氏の長男は出生後まもなく重い病を患い、1歳に満たない段階から何度も、大規模な手術を経験されました。この過酷な闘病生活に付き添う中で、笹山氏は医療費の負担や制度の壁によって、十分な医療を受けられない子どもたちが数多く存在する医療現場の厳しい現実に直面することとなりました。
「少しでも支えになる仕組みを作りたい」と考えた笹山社長ですが、当時は焼酎ブームが終焉を迎え、業界全体が景気の波に飲まれる厳しい状況でもありました。そんな中、「ウチのような小さな零細企業が、1本につき1円、年間わずか30万円ほどの寄付をわざわざラベルに明記したり、公に発表したりするのは大げさすぎて売名行為のように見えてしまうのではないか。一過性のブームに左右される中小の蔵が、あえて社会貢献を謳うべきなのか」と、周囲の目や企業のあり方について深く葛藤されたそうです。
しかし原点に立ち返り、「どこの企業がいくら寄付したから偉いという問題ではない。大切なのは、苦しんでいる人たちを少しでも支えるために、小さな一歩からでも寄付の輪を広げていくことだ」と決意を固め、2007年度より本格的な活動が開始されました。
出荷された一升瓶から蓄積された寄付金は、海外での心臓移植手術を必要とする子どもたちの支援だけでなく、難病と闘う子どもたちや東日本大震災の震災孤児・遺児を支える基金など、開始から20年目を迎えた現在も継続的に届けられています。
#国分酒造 #黒石岳
自家製3年貯蔵ボトルと目が合いましたので…
2023BYを開栓しています。