21/03/2026
「古いものだ」
「新しいものだ」
ひたすら追いかける姿は
水平線ばかり見つめる舟のよう
波の音も
風の匂いも
素足に伝わる温度や
隣にいてくれる存在の有り難みさえ
いつしか感じることを忘れて
ただ
「あそこまで行った」という
タグを残すために
今日もオールを漕ぐ
やがて
グラスの中には
名前や
関係や
優劣が注がれて——
文化は、カタチを定義していくものではなく
ただ淡々と、気づけば続いている'現象'だったはずで
体験を切り取って
名前を付けた瞬間
その手触りは失われていく…
本当は
焚き火の灯りに集まった人達と
ただただ美味い一杯を
言葉では表しきれない
幸福な時間を
分け合いたかっただけなのに
いつしか
暖を取るための火は
自己主張のための
舞台照明になっていく
——いったん
「自分だけの感覚」に立ち返ってみることにしました。
これまで
あの小さなお店を気に入って
階段を上がってくださった皆さま
延べ三万六千人。
「美味しい」と
笑ってくれた顔が
今も一番はっきり残っています
閉店を寂しがって
最後に涙してくれたことも
きっと一生忘れません。
沢山の楽しかった記憶を胸に
自分もまた、ただの泡盛好きに戻ります
そして、またどこかで
小さな火を起こせたら
その時はただシンプルに
「美味しいね」
と乾杯しましょう!
長い間、本当にありがとうございました。
店主
#泡盛
#乾杯
#またどこかで