11/12/2025
いつも温かく見守ってくださり、本当にありがとうございます。
双葉町にある我が家の酒蔵について、みなさまにご報告があります。
この酒蔵は、曽祖父・冨沢理七が「末代まで使えるように」と心を込めて建てたもので、私も父も真理も、長年大切に守ってきました。
しかし、2011年の福島第一原発事故、そして度重なる余震や老朽化で、建物は大きく傷ついてしまいました。
ここ数年、「この先どうするか」をずっと悩み続けてきました。
最近は、廃墟マニアの方なのか、許可なく敷地に入られることも増え、アメリカに住む私には現地での対策が難しく、心を痛めておりました。
そして先日の地震で、酒蔵の損傷がさらに進んだことを知り、「もう大きな地震には耐えられない」と確信しました。
もしこのままにして、誰かが中にいて事故が起きたら……と思うと、もう先延ばしにはできませんでした。
苦渋の決断ではありますが、来年で震災から15年を迎えるこの酒蔵を、取り壊すことにいたしました。
双葉町の風景の一部として、長い間愛していただいた酒蔵です。
みなさまにこのような形でご報告しなければならないことを、本当に申し訳なく思います。
でも、どうかご理解いただければ幸いです。
これまで酒蔵を気にかけてくださったすべての方に、心から感謝申し上げます。
代表取締役 冨沢 守